先日、新しいヘルメットNEOTEC 3(ネオテック3)を紹介しましたが、今回はそのNEOTEC 3を使って長距離ツーリングを行ったレビューをお届けします。東京から名古屋までの移動には、東名高速道路と新東名高速道路を利用しました。長距離移動でのヘルメットの快適性、安全性、機能性について詳しくお伝えします。
基本機能や一体化している「B+COM SX1」については、過去記事もよろしければご参照ください。
東名高速と新東名高速の概要
東京から名古屋への移動では、東名高速道路(E1)と新東名高速道路(E1A)を使用しました。東名高速は東京IC~御殿場JCTと豊田JCT~名古屋IC、御殿場JCT~豊田JCTの間は新東名高速道路を使用しました。新東名高速は比較的新しい道路で、より広い走行車線と最新の設備が整っています。楽に早く走るには適したルートになっています。
走行したのが7月の猛暑日だったこともあり、気温の観点から最後まで中央道ルートと悩みましたが、夜間ということで気温も多少下がったことから、走行がより楽で時間が読みやすい新東名ルートの選択となりました。
NEOTEC 3の特徴
NEOTEC 3は、以下の特徴を持つシステムヘルメットです。
詳細は過去記事にもありますので、以下に簡単にだけ機能を振り返っておきます。
- モジュラー機能:あご部分(チンガード)が上げられることで、休憩時や停車時にヘルメットを脱がずに顔を出すことができます。
- 優れた通気性:長距離走行時でも快適なエアフローを提供し、頭部の蒸れを防ぎます。
- 高い静音性:風切り音を抑えるデザインにより、長時間の走行でも耳への負担を軽減します。
- 安全性:衝撃吸収性能が高く、万が一の事故でも頭部を守ります。
長距離走行での使用感
1. 快適性
東京から名古屋までの約350kmの移動では、NEOTEC 3の通気性とフィット感が特に役立ちました。新東名高速の広い道路ではスムーズな走行ができ、ヘルメットのエアフローシステムがしっかりと機能しているのを実感しました。また、長時間の着用でも耳や頭部に重さや圧迫感を感じることなく、終始快適に走行できました。
特に、普段はバイクのスクリーンを高い位置で使用しているのですが、今回は一番低い位置にしていたこともあり、しっかりと空気の流入が感じられ、頭部の蒸れやそれに伴う不快感は大きく改善されたと思います。
2. 静音性
高速道路での走行では風切り音が気になりますが、NEOTEC 3はその点で非常に優れています。特に新東名高速のトンネル区間では、風切音の少なさが際立ち、静かな環境で走行を楽しむことができました。前述のようにバイクのスクリーンは一番低い位置でしたが、それでも十分に静粛でした。
以前から高速道路を走る時は、この風切音の低減も兼ねてスクリーンを高い位置にしていたのですが、そういった意味では以前使用していたOGK KabutoのRYUKIと比較して風切音が低減されていることは間違いなさそうです。
また、今回はソロ走行でしたのでインカムを使って音楽やオーディオブックを聞き流しながらの走行だったのですが、120km/hの走行でも全く問題なく聞き取ることができました。これは、併せて導入した「B+COM SX1」の恩恵でもありますが、「NEOTEC 3」と「B+COM SX1」の組み合わせはソロツーリングにおいても、かなり満足度が高いです。
3. 安全性
長距離ツーリングでは安全が最も重要です。NEOTEC 3の頑丈なシェルと優れた衝撃吸収性能により、安心して走行することができました。また、視界も広く確保されているため、周囲の状況をしっかりと把握でき、3車線区間でのトラックの動きや後方からの追走車の存在をミラーやリアカメラで把握する際も素早く確認することができました。
まとめ
NEOTEC 3は、長距離ツーリングに最適なヘルメットです。東名高速と新東名高速を利用した東京から名古屋までの移動でも、その快適性、安全性、静音性を存分に発揮してくれました。長距離移動を予定しているライダーには、ぜひNEOTEC 3をおすすめします。
次回のブログでは、さらに詳細な機能や他のルートでの使用感についてもレビューしていきたいと思いますので、お楽しみに!