近年、リモートワークやオンライン会議の増加に伴い、ビジネスシーンにおけるイヤホンの選択がますます重要になっています。多くの製品が市場に出回る中で、どれを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。特に、長時間の使用でも快適で、かつクリアな音声を提供できるイヤホンが求められています。
Shokz OpenComm 2は、その優れた技術とデザインでビジネスに最適な選択肢として注目されています。本記事では、Shokz OpenComm 2の特徴と、そのビジネス向けイヤホンとしての利点について詳しく見ていきます。また、前モデルであるOpenCommや、他のビジネス向けイヤホンであるAVIOT WB-E1Mとの実際の使用感の比較も行い、その優位性を明らかにします。
- マイクブームが付いた骨伝導イヤホンはビジネス向き
- 骨伝導イヤホンの音質はかなり高い
- マイクブームは集音性だけでなくノイズキャンセリングも優秀
- OpenCommとの比較
- AVIOT WB-E1Mとの比較
- 結論
マイクブームが付いた骨伝導イヤホンはビジネス向き
ビジネスシーンにおいて、コミュニケーションは非常に重要です。特にリモートワークやオンライン会議が増える中、クリアな音声のやり取りが求められます。Shokz OpenComm 2は、マイクブームが付いた骨伝導イヤホンとして、まさにビジネスシーンに最適です。
マイクブームは口元に近い位置に配置されており、これにより音声を効果的に拾います。特にビジネスにおいては、相手に対して明確で聞き取りやすい音声を提供することが求められますが、OpenComm 2はその点で優れた性能を発揮します。
骨伝導イヤホンの音質はかなり高い
骨伝導イヤホンの音質に対して懐疑的な方もいるかもしれませんが、Shokz OpenComm 2はその懸念を払拭する性能を持っています。骨伝導技術は、耳を塞がずに音を伝えるため、周囲の音も同時に聞くことができ、安全性も確保されます。これは、通勤中などの移動時に周囲の状況を把握するのに有効ですし、会議中でも周りとの簡易なコミュニケーションが可能となる利点があります。
音質に関しても、OpenComm 2は非常にクリアでバランスの取れたサウンドを提供します。音楽鑑賞にも十分対応できるレベルの音質を持ち、ビジネス用途のみならず、リラックスタイムにも使用できます。実際に通勤中は音楽を聞いたり動画鑑賞をする際にも使用していますが、よほど周りが五月蝿くない限りは十分に内容を聞き取ることが可能です。
マイクブームは集音性だけでなくノイズキャンセリングも優秀
Shokz OpenComm 2のマイクブームは、集音性が高いだけでなく、優れたノイズキャンセリング機能も搭載しています。周囲の雑音を効果的に排除し、自分の声だけをクリアに伝えることができます。これにより、騒がしい環境でも円滑なコミュニケーションが可能となります。
ビジネスの場面では、周囲の音が気になることが多々ありますが、OpenComm 2のノイズキャンセリング機能は、そのような状況でも安心して使用することができます。
これも私の使用感ですが、出張が多く、新幹線のS Work車両で移動しながらミーティングに参加することもあるのですが、相手の声が十分聞こえるのは当然として、私の声もしっかりと相手に伝えることができています。それなりの走行音と車内ということもあり控えめな声量という環境でも十分に使える性能は、ビジネスツールとして非常に有効です。
OpenCommとの比較
Shokz OpenComm 2は、前モデルのOpenCommと比較して、さらに進化した性能を誇ります。例えば、音質の改善やノイズキャンセリング機能の強化が挙げられます。バッテリー寿命も延長されており、長時間の使用が可能です。
また、デザイン面でも改良が施されており、より快適な装着感を実現しています。これにより、長時間の会議や電話でも耳に負担をかけずに使用できます。
ただし、OpenComm2ではマイクブームが右側に移動したため、この点は慣れるまで少し違和感がありました(OpenCommでは左側)。
AVIOT WB-E1Mとの比較
AVIOT WB-E1Mもビジネス向けのイヤホンとして人気がありますが、Shokz OpenComm 2とは異なる特徴を持っています。
最大の違いは、マイクブームが取り外せるか否かという点だと思います。OpenComm2の場合は、マイクブームの取り外しができず、回転することで後方に格納することしかできませんが、WB-E1Mはマイクブームと本体がUSB Type-Cコネクタを介して接続される形態となっており、マイク不使用時には取り外すことができます。
最初はこの点が気に入って、OpenCommからWB-E1Mに乗り換えたのですが、実際に使用してみると逆にこの点が最大の欠点となってしまいました。具体的には、マイク不使用時にはマイクを取り外すことになるのですが、これをどこにしまっておくのかが問題になりました。当然、マイクを使用したいときにすぐに取り出せる場所にしまっておく必要があるので取り出しやすい場所が良いのですが、小さな部品ですので鞄の中に乱雑に入れておくことはできませんし、オフィス内ではカバンは持ち歩かないので別の方法で携帯する必要があります。特に私の場合、この手のイヤホン類をあまり専用のケースなどに入れない派なので非常に困りました。
その点、OpenComm2の方式では、マイクを回転させておくだけなので、多少の煩わしさはありますが、常にマイクを携帯している状態であり、使いたいときには回転させるだけですぐに使うことができます。格納状態では、マイクブームが常に耳に軽く触れている状態になるので気になる人は気になると思いますが、私の場合はすぐに慣れました。
あと、もう1つ大きな違いとして、耳にかかる部分の材質の硬さがあります。OpenComm2の場合は柔らかいゴム素材で若干変形するのですが、WB-E1Mは硬いプラスチック製になっており、全く変形しない構造になっています。肌に直接触れる部分なのでこの違いはかなり大きく、WB-E1Mは長時間の装着が難しかったです。OpenComm2は付けていることを忘れるぐらい自然にフィットするので、この点でも何時間もリモートでミーティングする場合は大きなメリットと感じました。
ぜひ、この辺りの使用感も含めて、自分の使い方にマッチした方式を選んでみてください。
結論
Shokz OpenComm 2は、その優れた音質、効果的なノイズキャンセリング機能、そして快適な装着感により、ビジネスに最適な骨伝導イヤホンと言えます。特にリモートワークやオンライン会議が主流となる現代において、その価値は一層高まります。AVIOT WB-E1Mなどの他のビジネス向けイヤホンと比較しても、OpenComm 2の特徴と利点は際立っており、信頼性の高いコミュニケーションツールとしておすすめできます。
ぜひ、オンライン会議が多い方は近くの家電量販店などで試してみることをオススメします!