人生は趣味と旅行と子育てと仕事と…忙しすぎる

日々感じたことや趣味のことをつらつらと。自分の考えの整理と少しでも他の方の参考になればいいなと。

効率的ナビゲーション:スマートライドモニターの最適な設置位置

イクライフをより便利にするために、多くのライダーがスマートライドモニターを活用しています。ナビゲーションや走行情報の表示など、様々な情報を手元で確認できるこのデバイスは、ツーリングを一層楽しむための必需品となっています。しかし、その位置調整は意外と難しいものです。ここでは、スマートライドモニターの位置調整について考えてみましょう。

私が導入しているスマートライドモニターはこちらとなります。

 

 

スマートライドモニターは便利

スマートライドモニターを使うことで、ナビゲーション情報や速度、走行距離などをリアルタイムで確認することができます。特に長距離ツーリングや見知らぬ道を走る際には、その利便性は計り知れません。バイクのハンドル周りに取り付ければ、ハンズフリーで情報を得ることができ、安全性も向上します。
詳しくは過去記事でも紹介していますので、参考にしてください。

maximus-my.hateblo.jp

 

位置は高いほうが視線移動は楽

スマートライドモニターの位置は、高い方が視線の移動が少なくて済むため、走行中の確認がしやすくなります。視線を大きく動かす必要がないため、前方の道路状況を確認しながらでも、必要な情報をすぐにチェックすることができます。

高い位置で取り付けた状態

高すぎると視界に入って気を取られる

しかし、モニターの位置が高すぎると、視界の中に常にモニターが入り込み、気を取られてしまうことがあります。これが原因で、かえって注意力が散漫になる可能性もあります。特に、モニターが動いている場合や、夜間などの場合には注意が必要です。また、視界に常に入るということは、その分視界を狭められていることにもなるので、安全性の見地からも不安がありました。

 

少し下げて試してみる

そこで、モニターの位置を少し下げてみることをお勧めします。スクリーンクランプバーの少し下やメーターの近くに取り付けることで、視界に入りにくくなり、注意力が散漫になるリスクを減らすことができます。視線の移動もわずかで済むため、安全性も確保されます。今回は、スマートライドモニターの取付金具を組み替えて、クランプバーの少し下、メーターパネルの丈夫に近接した位置に移設してみました。

低い位置で取り付けた状態

メーターと近いので視線移動が自然

モニターをメーターの近くに設置することで、視線の移動がより自然になります。速度や燃料残量などの情報を確認する際に、一緒にモニターの情報もチェックできるため、効率的です。また、メーターとモニターの位置が近いことで、視線の動きが少なく、目の焦点の変化も少なくなるため、疲れにくくなりました。

 

まとめ

スマートライドモニターの位置調整は、ライディングの快適性と安全性を大きく左右します。自分に合った位置を見つけるために、いろいろと試してみることをオススメします。あなたのライディングスタイルに最適な位置を見つけて、より快適で安全なツーリングを楽しんでください!

 

 

 

 

【PR】初心者も安心のサポート充実【DMM FX】

メイクポーチを活用した出張と旅行のスムーズなパッキング術

旅行や出張に出かける際、荷物のパッキングは誰にとっても一苦労です。特に、洗面用具や小物類の整理には時間と労力がかかります。私もほぼ毎週、出張に出かけており、更にツーリングや旅行などが加わると、月に5回以上なんらかしらのパッキングをしている状態です。

今回は、これらの悩みを解消する私が実際に使用している便利なアイテムを紹介します。

 

 

便利なメイクポーチの紹介

旅行に持っていく洗面用具や小物類を効率よく持ち運ぶためのアイテムとして、おすすめしたいのがこちらのメイクポーチです。

それまでは100均のポーチを使用していたのですが、小物類が分類できなく、入れるときも出すときも苦労していました。無印などのポーチも検討したのですが、最終的に分類がしやすそうだったこちらのポーチしました。メイクポーチとありますが、男性でも旅行や出張に最適なポーチだと思います。

私が購入したのは黒。ロゴも黒になっており、これは嬉しい誤算

小物類のパッキングが楽になる

旅行に持っていく荷物の中で、洗面用具や化粧品などの小物類の整理は意外と面倒です。バラバラになりやすいこれらのアイテムを一箇所にまとめておくと、旅行先での使い勝手が格段に良くなります。このメイクポーチは、手頃な大きさで、必要な小物をすっきりと収納できます。ゴムでしっかりと留められるので、このままリュックやカバンに放り込むことが出来ます。

手頃な大きさと優れた分類機能

このポーチはコンパクトながらも収納力抜群で、小物類を4つにきちんと分類できる設計が魅力です。アイケア用品、スキンケアアイテム、歯磨きセットなど、それぞれのアイテムを整理して収納できるので、必要なものがすぐに見つかります。

小物類を入れた様子

また、大小2つずつのポーチが付いているのですが、横幅はそこそこですが、長さがしっかりとあるので、大きめのボトル類がそのまま入ります。私の場合は無印の化粧水を使っているのですが、300mlとそれなりの大きさがあるものの、そのまま入れることが出来るので重宝しています。本当はトラベルボトルなどに詰め替えると良いのですが、ズボラなので軽量化よりも楽さを選んでしまいました。

300mlのボトルがそのまま入ります

どんな形にもまとまる柔軟性

柔らかい素材で作られているため、どんな形にもまとまりやすいのも特徴です。スーツケースやバックパックの空いたスペースに合わせて柔軟に収まるので、荷物の無駄なスペースを減らすことができます。これは、ハードタイプのポーチには出来ない芸当なので、大きなメリットだと思います。

ただし、逆に荷重がそのまま小物にかかることにもなるので、重い荷物の下敷きにならないようにある程度の工夫は必要となります。

旅行や出張の準備が楽になる

このメイクポーチ一つで、旅行や出張の準備が驚くほど簡単になります。あらかじめ必要な洗面用具や小物類をこのポーチにまとめておけば、出発前に慌てることなく、すぐに出かける準備が整います。また、宿泊先でも必要なものだけ取り出して使い、使い終わったら元の場所に戻すだけなので、片付けも簡単になります。

更にポーチがメッシュになっているので、多少濡れたものでもすぐに入れることが出来るので、忙しい朝などは使用後にすぐ収納できるので助かります。

電動歯ブラシも収納でき、メッシュなので衛生的

 

まとめ

旅行や出張の荷物の整理に悩んでいる方は、ぜひこのメイクポーチを試してみてください。効率よく持ち運べる便利なアイテムとして、きっと重宝するはずです。パッキングを効率化して準備時間が短縮できるのもメリットですが、忘れ物をすることも格段に減ると思いますので、リスク低減にも大いに役立つと思います。

ぜひ、快適な旅を楽しんでください!

 

 

 

【PR】初心者も安心のサポート充実【DMM FX】

2024年7月22日に発生した東海道新幹線の作業車事故による運休に思うこと

7月に東海道新幹線で発生した作業車の事故により、予定されていた復旧時刻が大幅に遅れ、結果的に丸1日運休となりました。この事故により、多くの人々が移動手段を失い、大混乱が生じました。私も当日の朝に名古屋から東京に向かう予定をしていたので、見事に巻き込まれてしまいました。
普段、当たり前のように利用している東海道新幹線について、改めて考えさせられる出来事だったので、少し所感をまとめたいと思います。


事故当日に起きていたこと

当初の見込みと実際の運休

未明に発生した作業車の事故直後、当初は正午以降に復旧する予定と案内がなされていましたが、状況が思わしくなく、最終的には一部の列車を除いてほぼ丸1日運休となりました。多くの乗客が影響を受け、予定していた移動が大幅に遅れることとなりました。
私も刻々と更新される情報を見ながら復旧を待ち望んでいたのですが、事故が深刻であり、炎天下での復旧作業が思っていたよりも進まないことに半ば諦めモードと言った感じでした。幸い、運休情報を見て駅には行かなかったので良かったのですが、駅で今か今かと復旧を待ち望んでいた方にとっては、情報が少なくかなりキツかったと思います。

混乱の中での代替手段

移動手段を失った多くの人々が、大混乱の中で代替手段を模索しました。どうしても移動しなければならない人々の中には、北陸新幹線や特急しなの・あずさを利用する例も見られました。また、飛行機の増便やバスの利用が試みられましたが、それでも多くの人々が思うように移動できない状況でした。

私自身も色々と可能性は探ったのですが、代替手段もかなり混乱していました。

  • 北陸新幹線:指定席は完売状態、名古屋から敦賀までの特急しらさぎの確保も不透明
  • JR在来線:名古屋~浜松間、特に豊橋~浜松間が乗車できない恐れがあるとのことで断念(豊橋までは名鉄も利用できるが、豊橋から先のリスクが高すぎる)
  • JR特急(塩尻経由):特急しなの・あずさ共に確保できる可能性があったが、所要時間が5時間を超える上に新幹線よりも運賃が高くなる為、費用対効果から見送り
  • 高速バス:調べた限りでは昼行便は売切れ。夜行便の選択もあったが、翌朝新幹線が復旧する可能性を考慮すると積極的に利用する選択は出来ず…

結局、在宅で必要な業務が対応することが出来たため、移動する必要性が薄れていたこともあり、結局は移動しない選択をしました。どうしても移動が必要な人のチャンスを奪わないためにも、理由もなく無理に移動することは控えて正解だったと思います。

翌日の再開とその影響

運休翌日の始発から東海道新幹線は再開されましたが、午前中の指定席はすでに満席で、多くの人々が移動のために長時間待たなければなりませんでした。

事故翌日早朝の名古屋駅新幹線ホームの様子

私の場合は、事故当日の午後のうちに当日中の復旧はないと判断して、早めに翌日の始発の新幹線を確保出来ましたが、その時点で7割は埋まっており、程なくして前後の列車も含めて軒並み満席という状態でした。インターネット予約が出来るだけマシでしたが、窓口での購入はかなり大変だったと思います。

 

事故から学ぶべきこと

このような事故は、私たちに多くのことを考えさせます。まず、インフラの安全性とその維持管理の重要性を再認識する必要があります。加えて、非常時に備えた代替手段の確保や迅速な情報提供の体制も求められます。

インフラの安全性と維持管理

今回の事故は、鉄道インフラの安全性がいかに重要かを示しています。定期的な点検やメンテナンスを徹底し、事故の発生を未然に防ぐ努力が必要ですし、復旧手順の整備も欠かせないでしょう。

当然、鉄道会社も何重もの対策を取っていると思いますが、それでも今回の事故を教訓に新たな改善を行っていく必要があると思います。

非常時の代替手段の確保

また、非常時には迅速に代替手段を提供する体制が求められます。今回のような大規模な運休が発生した場合に備え、他の交通機関との連携や臨時便の手配などがスムーズに行われるようにすることが重要です。

ただ、東海道新幹線は高速かつ高密度を突き詰めた交通機関であるため、完全な代替手段がないというのが実態だと思います。そのため、ユーザー側でも移動できない場合のリスクを考慮しておく必要があると改めて痛感しました。

 

最後に

東海道新幹線の運休は、多くの人々にとって大きな影響を与えました。しかし、このような出来事を教訓に、より安全で信頼性の高い交通インフラを構築されることを期待したいと思います。そして、私自身も改めて交通インフラのあり方やいざという時の備えを考えるきっかけになったと感じました。

YAMAHA「Tracer9 GT」のライディング体験 ~20,000km走行後のユーザーレビュー~

「Tracer9 GT」は、その優れたデザインと高い性能だけでなく、実際のライディング体験でも多くのライダーから絶賛されています。この記事では、前回に引き続き、実際にTracer9 GTに乗った際の乗り心地、操作性、長距離ツーリングでの使用感、そして街乗りでの利便性について詳しく紹介します。

「Tracer9 GT」の概要を紹介した記事もありますので、よろしければこちらもご参照ください。

 

maximus-my.hateblo.jp

 

 

乗り心地

YAMAHA Tracer9 GTは、その優れた乗り心地で多くのライダーから高評価を得ています。フロントにKYB製の43mm倒立フォーク、リアにKYB製のリンク式モノショックを採用し、電子制御も相まって、路面の凹凸をしっかり吸収してくれます。サスペンションの調整も簡単で、特にリアサスはプリロード調整が工具不要でできることから、ツーリング中の荷物の量や路面状況に合わせて最適なセッティングが可能です。

リアプリロードアジャスターがあるので出先で調整可能

また、シートは広くてクッション性が高く、長時間のライディングでも疲れにくい設計となっています。更に快適性を高めるために、純正オプションの「コンフォートシート」導入も効果的ですが、ノーマルシートも性能としては十分だと思います。

 

コーナリング性能と直進安定性

Tracer9 GTは、その軽快な操作性も大きな魅力の一つです。「MT-09」譲りのフレームは軽量なアルミ製で、バイク全体の重量バランスが良いため、コーナリング時の安定感が抜群です。YAMAHA社特有のハンドリングも非常にスムーズで、低速走行から高速走行まで、一貫して快適な操作感を提供します。よく曲がる印象が強いのは確かですが、「MT-09」より延長されたスイングアームの効果もあり、直進安定性もしっかりしていることから、かなり高次元でバランスされていると感じます。

また、ライディングポジションもシート高とステップ位置が2段階から選べることもありかなり自然で、長時間のライディングでも快適です。

 

長距離ツーリングでの使用感

長距離ツーリングにおいて、Tracer9 GTはその真価を発揮します。まず、燃費が良好で、フルタンクでの航続距離が長いため、前回も述べたように頻繁な給油の必要がありません。(東京~名古屋間は無給油で走り切れます。)大型のフューエルタンク(約18リットル)は、山間部や北海道のようにガソリンスタンド間の距離が離れているような場所での長距離ツーリングにも最適です。

さらに、積載力も充実しており、純正のサイドケースやトップケースを簡単に取り付けることができます。また、GIVIを始めとしたサードパーティ製のフィッティングも充実していることから、私のように社外品のアルミケースなどで固めることも可能です。これにより、キャンプツーリングのように大量の荷物の運搬も便利です。

フルパニアにシートバッグの組合せで積載性は更に向上

 

街乗りでの取り回し

Tracer9 GTは、街乗りでもその性能を十分に発揮します。軽量な車体と優れたハンドリングにより、混雑した市街地でもスムーズに走行できます。また、トラクションコントロールやABSといった安全装備が充実しているため、急な停止や滑りやすい路面でも安心して運転できます。

停車時の安定感は足つきに影響されるので体格差などで感じ方は異なりますが、車体自体は排気量の割に軽量なので、信号待ちや渋滞時でも比較的ストレスが少なめだと思います。

 

まとめ

このように、Tracer9 GTはその乗り心地、操作性、長距離ツーリングでの快適性、そして街乗りでの利便性と、多岐にわたるシチュエーションで高いパフォーマンスを発揮します。次の記事では、装備とアクセサリーについて詳しく見ていく予定です。

 

 

【PR】初心者も安心のサポート充実【DMM FX】

YAMAHA「Tracer9 GT」の概要と特徴のご紹介 ~20,000km走行後のユーザーレビュー~

これまでバイクやツーリングに関する紹介をいくつかしてきたのですが、肝心の現在の愛車である「Tracer9 GT」について触れてこなかったので、一般的な紹介を交えつつ、自分自身が感じたところをレビュー形式でお送りしたいと思います。

現在、ちょうど2年で20,000kmを走行した現オーナーの率直な感想ということで、皆様のバイク選びの参考になれば幸いです。では、まずは概要と特徴からご紹介していきます。

 

 

モデル紹介

YAMAHAの「Tracer9 GT」は、スポーツツーリングのジャンルで高い評価を受けているバイクです。現モデルの発表がされたのは2021年で、以来、多くのライダーから支持を集めています。価格帯は新車で約1,500,000円とこのクラスではかなり抑えられており、乗り出しでオプション類をいくつか付けても、軽く2,000,000円を切ってくるということで、コストパフォーマンスの面でも評価が高いです。

この価格で電子制御がてんこ盛りということもあり、発表当初から注目を集め、コロナ禍が重なったこともあり、私の購入した2022年度は納車待ちが半年を超えることが当たり前という状態でした。現在も人気のようで、カラーリングを変更しながら販売が継続されており、最近「Tracer9 GT+」というACC装備のラインナップも追加されています。

納車時の「Tracer9 GT」

 

デザインとスタイリング

「Tracer9 GT」のデザインは、スポーティでありながらもツーリング向けの機能性を兼ね備えています。鋭いラインとエアロダイナミクスを考慮したスタイリングを持ちつつも、最近のトレンドであるアドベンチャー寄りのゆったりとしたライディングポジションが特徴で、長時間のライディングでも疲れにくいポジションを提供します。

このバイクのジャンルは、アドベンチャーと紹介されることもあればスポーツツアラーと紹介されることもありますが、私はYAMAHAが言う「マルチロールファイター」が最も適している表現だと思います。まさに、多用途に使える戦闘機であり、街中を流すにも、高速道路で長距離を走るにも、峠を楽しむにも、どれかに特化してないけど「ちょうどいい」パッケージだと感じます。

トップケースとフォグランプで少しアドベンチャー寄りに

 

エンジンと性能

「Tracer9 GT」には、「MT-09」等と同じ889ccの3気筒エンジン「CP3」が搭載されています。このエンジンは、最大出力約120馬力、最大トルク93Nmを発揮し、スムーズな加速とパワフルな走りを提供します。燃費もWMTCモードで20.4km/Lと良好で、18L の燃料タンクと相まって、ツーリング中の給油回数を減らすことができます。あくまで私の乗り方でですが、峠や山間部の多いツーリングでも、20km/Lを切ることはないですし、新東名の120km/hの巡航であれば22km/L程度を維持できるので、東京~名古屋間を無給油で走り切ることが可能です。(高速道路走行時の様子は過去記事もどうぞ)

maximus-my.hateblo.jp

 

また、エンジンのレスポンスも優れており、エンジン出力モードを4つから選択することで、高速道路からワインディングロードまで、あらゆるシチュエーションで快適なライディングが楽しめます。

ロングツーリングの際はフルパニア状態でアドベンチャーツアラーに

 

主要装備

Tracer9GTは、多くの先進的な機能を備えています。トラクションコントロールシステム(TCS)は、様々な路面状況での安全性を向上させ、ABSは急ブレーキ時のタイヤロックを防ぎます。さらに、「IMU」と連動した電子制御サスペンションを装備しており、2つのモードを選択することで、様々なライディングシチュエーションに応じた設定が可能です。

その他にも、クルーズコントロールやクイックシフターなどの電子制御デバイスに加えて、グリップヒーターや調整可能なスクリーンなど、長距離ツーリングを快適にするための装備が充実しています。

 

まとめ

今回は、「Tracer9 GT」の概要をご紹介しました。これまで様々なバイクを乗り継いできましたが、このバイクは本当に「ちょうどいい」パッケージになっています。排気量や車体サイズ、積載性や重量など高次元でバランスしつつ、最新の電子制御も一通り装備するなど、まさに「マルチロール(多用途)」に使えるバイクとなっています。

次回以降も、「Tracer9 GT」について深堀りした記事を投稿していきたいと思います。

【PR】初心者も安心のサポート充実【DMM FX】

長距離移動におすすめ!二輪車定率割引の魅力

バイクでのツーリングは、自由度が高く風を感じながら走る醍醐味が魅力です。しかし、長距離移動となると高速道路の利用が不可欠となり、やはり料金も気になるところです。そんなライダーに朗報なのが「二輪車定率割引」です。賛否両論ある割引制度ではありますが、上手に利用することで、コストを抑えながら楽しいツーリングが実現できます。今回は、この二輪車定率割引の詳細と賢い活用法についてご紹介します。

 

 

二輪車定率割引の概要

二輪車定率割引は、特定の日にNEXCO3社及び宮城県道路公社が管轄する高速道路を利用する二輪車に対して適用される割引制度です。

適用対象となる高速道路(NEXCO中日本サイトより引用)

 

この割引は、長距離ツーリングを行うライダーにとって大きな経済的メリットをもたらします。(詳細は、NEXCO中日本のサイトも参照ください。)

hayatabi.c-nexco.co.jp

割引の内容

割引率は平日の通常料金に対して37.5%で、通常の高速道路利用料金よりも大幅にお得になります。例えば、通常の料金が4,000円の場合、この割引を適用すると2,500円ほどに抑えられます。特に長距離のツーリングでは、この割引が大きな節約となります。

対象となる日

二輪車定率割引は、土日と祝日のみが対象です。これは賛否両論あるところですが、一旦は無いよりはマシと考えます。加えて、普通車も対象の休日割引などのETC割引制度とは異なり、ゴールデンウィークやお盆などの除外日が設定されていないため、予定を立てやすくなっています。

利用条件

この割引を受けるためには、いくつかの条件があります。

  • ETC車載器の装着:まず、ETC車載器が装着されていることが必須です。ETCを利用することで、自動的に割引が適用されます。バイクのETC車載器は高価ですが、料金所での煩わしさを考えると装着を是非オススメしたいです。過去に首都高の料金所で脇を軽自動車にすり抜けられた経験があり、料金支払いの一連の工程そのものがリスクだらけなので、これらを一掃できるETCはバイクにこそ必要な装備だと思います。
  • NEXCOへの事前登録:割引を受けるためには、NEXCOへの事前登録が必要です。この登録はオンラインで行うことができます。NEXCO3社それぞれにサイトがありますが、この二輪車定率割引はどのNEXCOで登録しても日本全国で適用となります。登録の際は、ETC車載器やETCカードの番号が必要になりますので、あらかじめ準備しておきましょう。また、実際に走行する日程ごとに毎回申請が必要になります。この時はETC情報は自動で入るので手間はそれほどでもないですが、都度対応が必要だったり、前月の20日以降でないと申し込みが出来なかったりと、使い勝手の悪さを助長する要因となっています。
  • 走行距離:一度の走行距離が80km以上であることが条件となります。短距離ではなく、一定の距離を走る場合に適用されるため、ロングツーリング向きとなっています。昨年度までは100km以上が条件だったことを考えると、若干は改善されていますが、それでも行程によっては80kmをギリギリ超えないこともあり、適用のために無駄に1つ先のインターチェンジで降りる必要があるなど、これも使い勝手の悪さにつながっています。

これらの条件を満たすことで、二輪車定率割引の恩恵を受けることができます。面倒ですが、頑張りましょう。

 

制限は様々あるが、37.5%の割引は魅力的

この割引制度には前述したように多くの制限や条件がありますが、37.5%の割引率は非常に魅力的です。特に長距離移動をするライダーにとって、その効果は大きく、長距離になるほど経済的な負担を大幅に軽減することができます。計画的にツーリングを楽しむために、この割引を賢く利用しましょう。

 

ツーリングプランとの比較

二輪車定率割引と同様に、バイクにのみ適用されるETC割引サービスに「ツーリングプラン」があります。ツーリングプランと二輪車定率割引を比較してみると、それぞれに異なるメリットがあります。

ツーリングプランは、定額制で特定エリア内かつ一定期間内であれば、複数回の乗降が可能な点が特徴です。また、平日も利用可能なので、特定のエリア内を数日間かけて周遊するような場合に効果を発揮します。(詳細はNEXCO中日本サイトも参照ください。)

hayatabi.c-nexco.co.jp

 

 

一方、二輪車定率割引は、特定の日に長距離を移動する際に有効です。例えば、遠方のツーリングスポットに一気に移動し、下道のツーリングを楽しんだあと、一気に戻って来るような場合に有効です。

自分のツーリングスタイルや予定に合わせて、最適なプランを選ぶことが重要です。

実際の活用例

東京~名古屋間の移動

具体的な活用例として、東京から名古屋までの移動を考えてみましょう。このルートは、約350kmの長距離移動となります。通常の料金であれば、かなりのコストがかかりますが、二輪車定率割引を利用すれば、約37.5%の割引が適用されます。これにより、経済的な負担が大きく軽減されます。

実際に過去記事でも触れていますが、私が東京~名古屋間をバイクで移動する場合は、ほぼこの定率割引を利用しています。金曜の夜に出発して、日付が変わった後にインターチェンジから流出すれば割引が適用されるので、時間調整をうまくすることで活用の幅が広がります。逆に日曜のうちにインターチェンジから高速道路に流入しておけば月曜に流出しても適用されます。

maximus-my.hateblo.jp

 

ツーリング先まで一気に移動して楽しむ

さらに、遠くのツーリングスポットへ移動する際にも、この割引を活用すれば、効率的に移動することができます。例えば、東京から長野まで一気に移動して、長野県のツーリングスポット巡るのに使えますし、さらに松本から安房峠道路(ここも二輪車定率割引の対象)を通って高山に行くなど、西へと足を伸ばすことも容易になります。割引を賢く活用することで、目的地までの移動をスムーズにし、ツーリングそのものをより楽しむことができるでしょう。

 

まとめ

このように、二輪車定率割引を賢く活用することで、経済的な負担を軽減し、より多くの場所を訪れることができます。特に長距離ツーリングを楽しむライダーにとっては、非常に有益な制度です。是非、この割引をうまく活用して、充実したツーリングライフを送りましょう。

【PR】初心者も安心のサポート充実【DMM FX】

新東名vs中央自動車道:猛暑日の長距離移動

今回は、先日NEOTEC 3を使って東京から名古屋まで往復した経験を元に、7月の猛暑日における長距離ツーリングの様子をお届けします。普段から定期的に東京~名古屋間を移動することが多く、移動方法にも様々な選択肢がありますが、今回は荷物の輸送があったことからバイクでの移動を選択、往路は新東名高速道路を利用して深夜帯に移動し、復路は中央自動車道を使って夜間帯に戻るルートを選択しました。なるべく気温が低い時間帯を狙ったつもりでしたが、それでもいくつかの課題が浮かび上がりました。
また、同じタイミングの記事としてNEOTEC 3の性能に絞った記事もありますので、そちらもご参照ください。

maximus-my.hateblo.jp

 

 

 

往路:深夜の新東名高速道路で東京から名古屋へ

1. 往路の出発

東京を金曜日の19時頃に出発。猛暑を避けるために夜間の移動を選びましたが、トラックが多いことは予想していました。新東名高速道路は広くて走りやすいものの、深夜帯、特に深夜割引待ちが多い22時~24時は走行中・停車中含め、トラックの量には注意が必要です。

2. 走行状況

東京~厚木間の東名高速道路区間では流れが悪い区間があったものの、新東名高速道路では走行はスムーズで、特に大きな渋滞はありませんでした。都内は走行速度が遅いこともあり、非常に暑さを感じましたが、ここは「シャツクール」で耐え凌ぎました。30~40分ほどであれば清涼感が続くので、バイク乗りにもおすすめです。

 

 

途中で何度か休憩を挟みながら、約5時間で名古屋に到着。深夜の涼しい空気が心地よく、ヘルメットの通気性も良好で快適に走行できました。やはり、6車線120km/h区間の威力は、時間的にも疲労的にも凄まじいです。

 

復路:夜間の中央自動車道で名古屋から東京へ

1. 復路の出発

名古屋を日曜日の夕方に出発。中央自動車道を選んだ理由は、山間部を通るため気温が低いことが期待できるからです。実際に、山梨までは比較的順調で、気温も伊那~諏訪間で26℃前後と非常に快適でした。

19時頃の小黒川PA バイクも利用者も少なくこの辺りはスムーズ

2. 走行状況

中央自動車道では、山梨までは快適に走行できましたが、大月付近から流れが怪しくなり、小仏トンネル付近で渋滞に遭遇。この渋滞はある程度予想はしていたものの、事故が重なり思ったより長引いており、渋滞中の暑さが体力を奪いました。

甲府手前の双葉PA この辺りから交通量も気温も上昇

更に、夜間の東京到着時には気温が34℃まで上昇し、逆に猛暑の影響を受ける結果となりました。一度、気温が低い状態から再度気温が上昇するという変化の激しい状態に置かれたことから、余計に体力を消耗した結果となりました。

中央道はほぼ全線が4車線かつ80km/h制限ということで、景色が見えるうちは良いものの、暗くなってから流れが悪くなり渋滞に巻き込まれるなどすると、逃げ場がないこともあり、精神的に辛いものがありました。

 

まとめ

東京~名古屋間を往復する長距離ツーリングでは、ルート選びや出発時間の工夫が重要です。猛暑日には夜間や深夜帯の走行を選ぶことで、気温の影響を最小限に抑えることができます。新東名高速道路の深夜帯はトラックが多いものの渋滞は少なく、中央自動車道の山間部は涼しくて快適ですが、逆効果になることもあるので注意が必要だと改めて痛感させられました。

新東名が開通する前は、東名と中央道で時間的にも料金的にもそれほど大きな差がなく、時間帯や景色などを勘案しながら、大型車の少ない中央道を選択することが多かったのですが、新東名の快適さが増している現状では中央道を選択するメリットはかなり少なくなってしまったと感じます。

みなさんも、猛暑日にバイクでツーリングされる際のルート選定には、標高差や気温変化の頻度なども勘案しながら、楽しんでください。

【PR】初心者も安心のサポート充実【DMM FX】